ワーキングホリデーでオーストラリアに行く時に、学校に通うか通わないか?
どのくらいの期間通うか?
悩みどころだと思います。
私は英語が全くできない状態だったので、日本で少し勉強をして、オーストラリアで語学学校に3か月通いました。
(私の日本での学習方法は【ワーキングホリデー事前準備】英語が全くできなかった私が英語を習得するために日本でしたこと3つ をご覧ください。)
まずは、オーストラリアの語学学校クラス分けを紹介します。
クラス名 | IELTSスコアの目安 | レベル |
---|---|---|
Advanced | IELTS 6.5-7.0 | 上級 |
Pre Advanced | IELTS 6.0-6.5 | 準上級 |
Upper Intermediate | IELTS 5.5-6.0 | 上中級 |
Intermediate | IELTS 5.0-5.5 | 中級 |
Pre Intermediate | IELTS 4.5-5.0 | 準中級 |
Upper Elementary | IELTS 4.0-4.5 | 上初級 |
Elementary | IELTS 3.5-4.0 | 初級 |
Pre Elementary | IELTS 3.0-3.5 | 準初級 |
Beginer | IELTS 2.5-3.0 | 初心者 |
私の場合、最初の語学力は「Upper Elementary(上初級)」
サバイバルイングリッシュで簡単な会話ができるレベル。英語で聞かれた内容は、その場の状況、相手の表情や態度などの言葉以外の情報から推測し、身振り手振りのボディーランゲージをフルに使ってコミュニケーションをとれる。
サバイバルですから、生きていくために必要な英語をなんとか話せる感じですね。
ボディーランゲージは必須です(笑)
そして卒業する時の語学力は「Pre-advanced(準上級)」
多少のミスはあるが効果的にコミュニケーションが取れ、TAFE/専門学校やファンデーションコース受講可能レベル。
つまり、オーストラリアの専門学校に通えるくらい英語が上達したことになります。
これは、ローカルの高校生が学校を卒業するレベルと同等という事です。
クラスにすると最初のクラスから4つも上に行くことができました。
つまり、結論を言うと
「語学学校に通って英語は上達するのか?」の答えは
「Yes」です。
語学学校では授業がすべて英語
文法を学ぶ時も、単語の意味を学ぶ時も、英語で学びます。
そのような環境に身を置かれることは日本ではありません。
日本では文法を学ぶ時も単語の意味を学ぶ時も、日本語で学びます。
なので、海外の語学学校に行くと、自然に英語で考える力が付きます。
私が語学学校での授業で一番苦労したのは、英単語の意味を英語で説明するという事です。
「ピラミッド」の意味を英語で説明してみて下さい。
日本語でもむずかしいですよね?
こういった勉強をできるのが語学学校なんです。
日常生活を海外でしているだけではできない英語学習をすることができます。
そしてそれが語学力アップにつながります。
文法・リスニング・ライティング・スピーキングとバランスよくカリキュラムが作られていて、総合的に英語力をアップできるのも語学学校の良いところです。
ただ語学学校に通うだけでは上達しない
私は、語学学校にいる間、徹底していたことがあります。
「日本語を使わない」
という事です。
今の時代、どこの語学学校にいっても、必ず日本人はいます。
日本在住中、オーストラリアの語学学校を選ぶ際
在籍している生徒の「日本人の割合」
というのをいろいろ調べましたが
全く日本人がいない所は、オーストラリア国内ではまずないでしょう。
私が思うのは
「日本人が少ない所」を探すだけではなくて
「日本人がいても日本語を話さないこと」
が重要ではないかと思います。
それが一番むずかしいんですけどね。
例えば、授業中は先生が英語で英語の授業を行いますが
クラスメイトがそれを日本語で相談しあっていたらどうでしょう?
せっかく英語の文法を英語を使って学習しているのに、日本語で相談しあっていたら日本にいるのと同じです。
英語の文法を英語で学んでいることに意味があるんです。
私の場合
私が最初に入ったクラスには、韓国人の男の子が1人とギリシャ人の男の子が1人いました。
あとは全員日本人。
日本人のクラスメイトはみんな授業中も休み時間も日本語を使っていました。
あまりにもひどいので、クラスの先生が「日本語を使ったら1回に付き1ドルの罰金」という制度を作ったくらいです。
いくら、語学学校で英語の勉強をしても、日本語で助け合っていては英語は絶対上達しません。
私は、日本人のグループから離れ、ひたすら韓国人の男の子と勉強しました。
彼は日本語は話せませんし、私も韓国語なんて話せません。
必然的に、お互い使えるのは英語のみという事になります。
日本人のグループからは、さぞかし感じの悪いやつと思われていたことでしょう。(笑)
しかし、その甲斐あって、2週間に1回のクラス分けテストで、すぐ上のクラスにあがることができました。
つまり入学後2週間で「Upper Elementary(上初級)」から「Intermediate(中級)」に行くことができたんです。
その後も、「日本語を話さない」というスタイルを貫き通し
卒業時には、「Pre-advanced(準上級)」まで行くことができました。
上のクラスに行っても日本人は多少います。
しかし、上級クラスの日本人は、授業中もちゃんと英語を使って勉強しています。
実際、「Upper Intermediate(中上級)」時代、クラスメイトに日本人の女の子が1人いましたが、彼女も「日本語を使わない」という姿勢を持っていたので、意気投合し仲良くなり
休み時間であっても語学学校にいる間は、2人で英語で勉強していました。
どうしても日本語が必要な時以外は「英語を使う」というのが上達の秘訣です!
まとめ
語学学校に通っても、日本人だけでつるんでいたら、英語は絶対に上達しません。
なので、学校で日本語を使うのであれば、語学学校には通わない方がいいと思います。
お金を捨てているのと同じです。
しかし、学ぶ姿勢がちゃんとあるのであれば、語学学校は通う事を絶対おススメします。
日常を海外で過ごしていても、学べる英語には限りがあるからです。
日本人と一緒にいても、共に英語で勉強しているのであれば問題なし。
英語漬けの毎日を送って、短期間で英語を上達させましょう!