私はオーストラリアで仕事をしているのですが、日本人の方の前で英語を話さなくてはいけない機会がたびたびあります。
そうすると、必ず言われるのが
「オーストラリアに来た時には、もう英語が少しは話せたんでしょう?」
ということです。
私が、「いいえ。全然話せませんでした。」といっても
ほとんどの人が信用してくれません。
- 中学生時代の通知表の成績(5段階評価):3
- 高校時代の通知表の成績(5段階評価):3
- 英検受験経験:なし
- TOICE受験経験:なし
- IELTS受験経験:なし
これではなかなかわからないという方のために具体的な例をあげると
- 挨拶程度の単語はわかる:「Hello」「See you」など
- 自分の名前は言える
- ほしいものを注文する時は「This one Please」
- 「How are you」と聞かれたら、とりあえず 「I’m fine」
以上です。最低でしょう(笑)
高校を卒業してから、ろくに英語の勉強はしていなかったので、オーストラリアに行く前は中学1年生の英語レベルだったと思います。
この状態でオーストラリアに一人で行こうと思った当時の私に拍手を送ってやりたいです。
当時は怖いもの知らずでした。
しかし、こんな私も、なにも準備せずにワーキングホリデーに向かったわけではありません。
少なからず日本で準備したことがあります。
今回は私が実際にワーキングホリデー出発前にやったことを紹介します。
なるべくお金を使わずに、なんとか英語が学べないかという事に重点をおいています。
英語が全くできない超初心者向けですのでご注意ください。
1.任天堂DS
ワーキングホリデーに行くことを決めてまず購入したのが任天堂DSです。
私はとにかく机に座っての学習が大嫌いで、参考書を購入してもやった試しがありません。
そこで思いついたのがゲーム感覚で勉強ができる任天堂DSのソフト
「えいご漬け」
毎日時間がある時にこのソフトを使って勉強していました。
これはリスニングの勉強をするのにすごく良いです。
ネイティブの発音を聞き取って書き取らなくてはいけないので、耳が良くなります。
書き取るという作業は、新しい単語を覚えるのにも役立ちます。
1日に1回だけ英語力判定テストができるのですが、日に日にレベルが上がっていくのでやる気もでます。おススメです。
始めた時は初心者だった私も、1か月くらいで中級レベルまで行くことが出来ました。
2.洋画を英語字幕付きでひたすら観る
むずかしいサスペンス映画はダメです。
英語字幕付きで観ても、何を言っている理解不能です。
子供向けの映画を見ましょう。
私が観た映画は
「ファインディング・ニモ」と「ハリーポッター」です。
特に、「ファインディング・ニモ」はおすすめ!
映画の中で「First day of school!!」というセリフがあるのですが、これをそのまま語学学校初日の受付で使いました(笑)
「ハリーポッター」はイギリス英語なので、イギリスなまりの英語が聞き取れるようになります。
(オーストラリアは、なまりがイギリス英語に近い)
また、最初のころのハリーポッターは、ハリーもハーマイオニーも子供なので、しゃべっている英語が簡単で分かりやすいです。
映画の観方
- 最初の1~2回は日本語字幕で観る。
- そのあとはひたすら英語字幕で観る。
- 最後は英語字幕もなしで観る。
- これで何を言っているか聞き取れるようになったら次の新しい映画を探して、また同じように観る。
の繰り返しです。
出発まで各映画10回くらいは観ました。
3.スピードラーニングをひたすら聴く
当時、母親が「スピードラーニング」にはまって購入していたので、私もついでに使っていました。
ゴルフの石川遼さんが宣伝しているアレです。
英語学習で効果があったかといわれると分かりません(笑)
英語と日本語が交互に流れるのですが、何度聴いても日本語しか頭の中に入ってこないんですよね。
バックグラウンドで音楽が流れているのですが、気持ちをリラックスさせる音楽だそうで
聴いているうちに寝てしまいます。
寝ている間に潜在意識にすりこまれるかもと思い、就寝時に聞きながら寝ていました(笑)
まぁ、聴き流すだけで英語が身に付くという事はまずないですね。
ただ、日常会話がCDのなかにまとめられているので、「どのような英語が日常必要になるのか」というのを学ぶことは出来たような気がします。
オーストラリアの語学学校クラス分けテスト結果
オーストラリアの語学学校は、個人の英語力によってクラスが分けられます。
クラス名 | IELTSスコアの目安 | レベル |
---|---|---|
Advanced | IELTS 6.5-7.0 | 上級 |
Pre Advanced | IELTS 6.0-6.5 | 準上級 |
Upper Intermediate | IELTS 5.5-6.0 | 上中級 |
Intermediate | IELTS 5.0-5.5 | 中級 |
Pre Intermediate | IELTS 4.5-5.0 | 準中級 |
Upper Elementary | IELTS 4.0-4.5 | 上初級 |
Elementary | IELTS 3.5-4.0 | 初級 |
Pre Elementary | IELTS 3.0-3.5 | 準初級 |
Beginer | IELTS 2.5-3.0 | 初心者 |
私は、このような学習を出発まで約2か月間行い、オーストラリアに行きました。
その結果、一番最初に受けた語学学校のクラス分けテスト結果は
「Upper Elementary」
なんと、初級よりも上に行けたではないですか!!!
一番下のクラスではなかったので、少なからず事前学習の効果はあったんじゃないかと信じています。
まとめ
以上。私がオーストラリアに行くまでにした英語学習です。
振り返ってみると、リスニングの勉強が主体ですね。
当時、朝から晩まで仕事をしていた私にとっては頑張った方ではないかと思います。
働きながら勉強って本当に難しいです。
これから海外に行くっていう時に、お金を出して英会話学校に行くのもどうかと思いますし。(お金がたくさんある人は良いですけど)
私は、なるべくお金を使わずに、なんとか英語が学べないかというのを、自分なりに考えて、このような方法で勉強をしていました。
スピーキングの勉強は日本では難しいので、リスニングの勉強に力を入れるのがおススメです。
リスニングが出来ないとスピーキングはできません。
あとは、単語を覚える事も重要です。
知っている単語が多ければ、単語を並べることで、なんとかコミュニケーションをとることができます。
もし都会で生活している方は、外人がたくさん集まるバーに行って、スピーキングしてみるのも良いかもしれませんが、私は田舎に住んでいたので無理でした(笑)
英語は超初心者という方は、ぜひ参考にしてみてください。